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東寺(教王護国寺)

東寺(とうじ)は、京都市南区にある東寺真言宗の寺院で、真言宗の根本道場であり、総本山です。

開祖は弘法大師空海(こうぼうだいしくうかい)で京都では「東寺さん」と呼ばれて大変親しまれています。

東寺は教王護国寺(きょうおうごこくじ)とも呼ばれますがどちらも正式名称です。

他にも「金光明四天王教王護国寺秘密伝法院(こんこうみょうしてんのうきょうおうごこくじひみつでんぽういん)」や「弥勒八幡山総持普賢院(みろくはちまんさんそうふげんいん)」という名前もあるようです。


「金光明~」は「教王護国寺」の正式名称なのですが、宗教法人の登録は「教王護国寺」だそうです…(ややこしや)

「弥勒八幡~」は弘法大師が自分で彫った「八幡神」に由来するようですが諸説あるようです。

(子会社とかグループ企業的な感じですかね?)


そもそも、東寺は創建当時、都の入り口を守るために作られたそうで、羅城門(らじょうもん・現在では羅生門(らしょうもん)とも表記しますが、どちらも正式名称です)を挟み東の「東寺」と西の「西寺(さいじ)」がありました。

現在では、西寺は石碑と公園のみとなっています(国の史跡に選定されています)が、現在の東寺とほぼ同じ敷地面積でしたが、早くに衰退してしまい「官寺(かんじ)」としての機能は東寺に集約されたようです…。


ご本尊は薬師如来ですが、境内には他にも多数の仏像が安置されています。寺紋は雲形紋「東寺雲(とうじぐも)」。


前著の通り、東寺は平安京鎮護のために官寺として建立が始められた後、嵯峨天皇より弘法大師に下賜され、真言密教の根本道場として栄えました。明治維新までは、東寺の長官は4人の東寺長者(とうじちょうじゃ)と呼ばれる真言宗の最高位で、長者の筆頭である一長者(いちのちょうじゃ)は律令制(りつりょうせい)における仏教界の首座である法務も兼任するのが慣例だったようです。


中世以降の東寺は弘法大師に対する信仰の高まりとともに「お大師様の寺」として庶民の信仰を集めるようになり、現在でも信仰を集めています。


弘法大師の月命日である毎月21日には「弘法市」という縁日(フリーマーケット)が開催され「弘法さん」と呼ばれ大変親しまれています。


1934年(昭和9年)に国の史跡に指定。

1994年(平成6年)12月には「古都京都の文化財」の構成資産として世界遺産に登録されました。

 

御朱印

御朱印は食堂内に納経所(朱印所)があります。

※「弘法大師」「大日如来」「薬師如来」「毘沙門天」「不動明王」「十一面観音菩薩」「愛染明王」「八幡大菩薩」「虚空蔵菩薩」の9種類が通年で受けられます。


所在地(住所)

京都市南区九条町1番地

近畿日本鉄道・京都線「東寺駅」徒歩5分 / JR西日本/東海・各路線「京都駅」徒歩15分

京都市営バス「東寺東門前」徒歩1分


時間とお休み

開門時間 5:00~17:00 ※受付終了は16:30

拝観時間 金堂・講堂 8:00~17:00 / 宝物館・観智院 9:00〜17:00


拝観料

「御影堂」「食堂」などの拝観は無料

「金堂」「講堂」「五重塔」は有料

※通年で公開していますが、「五重塔初層内部」「宝物館」の公開は特別公開や特別参拝などの会期中に限られます。


公式サイト



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