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映画と杖 その3

更新日:2022年1月30日

皆様お待たせいたしました、お待たせしすぎたのかもしれません(ん?) 映画コラム3回目です!(誰かが待ってくれていたらうれしいな…

映画大好きな私が、今回も趣味と実益を兼ねて「映画と杖」にまつわるコラムを書かせていただきます♪


さてさて、今回も「映画に登場する杖」についていろいろお話させていただますので、ご興味ございましたらお付き合いよろしくお願いいたします(是が非でも!


今回のテーマは何にしようかと思いましたが…「ディズニー&ピクサー」で行こうと思います!(大丈夫?)


アニメーション映画と言えば、みなさんはどんなものを想像しますか? 新海誠作品?細田守作品?庵野秀明作品?押井守作品?京都アニメーション?TRIGGER?ジブリ? 最近ではアニメと言えば日本のお家芸みたいになっていますが、もとをただせばウォルト・ディズニーさんが「白雪姫」(1937年/アメリカ)という長編アニメ映画を作ったことに始まります。 その後、中国で「西遊記 鉄扇公主の巻」(1941年/中国)という作品がアジアで初めての長編アニメーション映画として作られ、当時16歳だった手塚治虫さんに影響を与えたほか、戦争状態であった日本において長編アニメーションプロパンガンダ映画「桃太郎 海の神兵」(1945年)が作成される切っ掛けとなってていきます。



その後、ディズニーは「ファンタジア」(1940年/アメリカ)を公開しますが、戦時下であった日本での公開は戦争終結後の1955年までお預けとなります。1940~60年ごろは「アメリカ・アニメーションの黄金時代」と呼ばれており、当時はディズニー社のライバルとして「ベティー・ブープ」や「ポパイ」で人気となったフライシャー・スタジオやワーナーブラザーズ配給の「ルーニー・テューンズ」などがありました。(ベティもポパイも現在はユニバーサルスタジオの所有です。WB社は現在もルーニー・テューンズの作品を製作しています) この頃は世界各地で戦後復興に注力していたこともあり、戦勝国として余裕のあったアメリカが台頭していきます。


それからさらに時は流れ、1990年代になるとディズニーはピクサー(スティーブ・ジョブズ)という「新しい世界」と出会います。


両社が出会って初めて劇場公開されたのが「トイ・ストーリー」(1995年/アメリカ)でした。完全CGアニメーションはこれが世界初で…bla bla bla…。と、アニメ映画の歴史説明ばかりしていても仕方ないので詳しくはwikipediaでご確認ください(笑) 閑話休題。


そんなピクサー映画の「トイ・ストーリー」シリーズには「ボー・ピープ」という羊飼いのお人形が出てきます。 羊飼いなので長い「シェパーズ・クルーク」という羊飼い独特の大きな鉤杖を持っているのですが、この 「シェパーズ・クルーク」 は崖などに落ちてしまった羊を引き上げるための道具だったそうです。経緯は不明ですが、いわゆる「曲がり」の杖(チャップリンが持っているあれです)の原型になった杖なのだそうです。



その他にもピクサー映画には「2分の1の魔法」という作品で「魔法の杖」が登場したり、「カール爺さんの空飛ぶ家」では主人公のカール爺さんが「4点杖」を使用していますし、同作のキーパーソン「チャールズ・F・マンツ」もステッキを使用しています。(カールとマンツの年の差ってどのくらいなんでしょうね?少なくとも20歳くらいでしょうか?) ※カール爺さんが劇中で使用する杖には、家具や床を気づ付けないよう杖先にテニスボールが付けられていますが、スリップによる転倒などの可能性があり大変危険ですのでマネしないでくださいね!


ディズニー作品、特にピクサー映画は子供から大人まで楽しめるよう製作されていますが、年を重ねると若いころとは違う視点で楽しめるように作成されているとも感じます。(「カール爺さんの空飛ぶ家」「トイ・ストーリー3」の冒頭10分なんかは子供にはしっくりこないノスタルジックでメランコリックなシーンですからね)


そういった意味で、杖を持ったキャラクターを探しながら映画を見るのも「イースターエッグ」的で楽しいかもしれません。皆さんも杖に限らず、何か自分だけのイースターエッグを探してみてくださいね♪


さすがに「シェパーズ・クルーク」は売っていませんが、曲がりの杖も多数取り揃えております。 曲がりの杖をお探しならぜひ店頭やネットショップにもお立ち寄りください♪



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